ロッキーいしみねの「エンタメでご飯を食べる」論

お笑い芸人とラッパーとイベント制作と酔っ払いをやってる人のエンタメ論です。

ノルマを払う

イベントに出演するに当たってお金が発生するパターンがあります。

大きく分けて2つ。

 

〇お金を頂いて出演する

〇お金を支払って出演する

 

上は「ギャラ」なのでイメージしやすいと思います。

今回は下の

「お金を支払って出演する」

についてお話します。

 

 

〇ノルマを払う

 

イベント出演したことのない方には珍しい話かもしれませんが、実は「チケットノルマ」を支払ってイベントへ出演してる人は多いのです。

 

チケットノルマとは

出演する条件として、先に自分でチケットを買い取るのです。

お笑いならチケット1,000円くらいだとして、だいたいノルマ4枚くらい

ノルマ¥4,000

お客さん4人呼べばトントン

3人呼べば1,000円マイナス

1人も呼べなければ4,000円マイナス

 

5人呼べば1,000円プラス?

それはイベントによります。

 

「5人目からは半額バックだせます」

なんて言われたら500円貰えますし

「7人目から半額バックだせます」

とかよく分からない主催者もいます。

 

 

これが音楽ライブなどのチケットが高いイベントだと

チケット3,000円のノルマ5枚

ノルマ¥15,000

を先に支払って出演。

 

演劇とかだと

5,000円×10枚

とかあったりします。

 

 

〇ノルマを払ってでも出演したい

 

とくに若手や初めたてのだとそう思ってノルマを払っている出演者も多いので、このノルマシステムは当分なくならないと思います。

 

 

〇主催者側からみたノルマ

 

簡単にお金が入ってきて、主催者が集客してくれる。

 

↑クソの発想ですね。

 

しかしそう思ってるイベント主催者はかなり多いです。

ほとんどそうなんじゃないですかね。

 

〇僕はノルマをとらない

 

僕のイベントは基本的にノルマをとらないようにしてます。

9割以上ノルマなしのイベントです。

とってた時期もあるのですが、ノルマ無しの方が出演者のパフォーマンスが上がったってのと、こっちの緊張感が良く増したってのはありますね。

 

あと、これが大きいんですが、僕がノルマなんて払いたくない演者なんです。

ノルマ制度はクソです。

 

 

〇ノルマが当然と思ってる主催者はアホ

 

そこまで親密じゃない方がイベントに誘ってきて、その誘いの文面に当然のように

「チケットノルマは〇〇枚です」

なんて書いてるイベントのお誘いは基本的に無視してます。

 

みなさんも無視してください。

 

「申し訳こざいませんが、ノルマが〇〇枚かかってしまうのですが…」

みたいなテンションの文面だと、あなたが判断してください。

 

僕は基本的に断りますが。

 

ノルマが当然と思ってる主催者は基本的にアホなんです。

 

当然のようにチケットノルマを発生させて、イベントリスクを出演者に分散させてる出演者がアホなんです。

 

エンタメをダメにしていくでしょうね。

 

 

 

ちなみに

〇若手からノルマいっぱい集めて儲けようと思ってる主催者はアホではない

 

「若手からノルマいっぱい集めて儲けよう」

と思ってる主催者はアホではありません。

 

それでご飯たべることに決めたのなら問題ないんじゃないですかね?

悪いとは思いません。

嫌いですけど。

 

 

〇ノルマを当然と思ってる主催者と、ノルマで儲けようと思ってる主催者

 

どういうつもりで「ノルマ」を課せてるか、そこはあなたが判断してください。

 

メリットを感じたら払えばいいんです。

 

 

〇ノルマを払うことを批判してる訳ではない

 

さっき言ったように、メリットを感じたらチケットノルマ払えばいいんです。

 

ただ、なにも考えず当然とノルマ払うのは良くないですよ。 

 

 

〇最後にもうワンパターン

 

ノルマ当然と思う主催者

ノルマで儲けようとする主催者

 

 

「こっちの利益なんてならないよ、ただ、ノルマを払うことで君の為になるんだ!」

系の主催者は、上の2つよりたちが悪いので、ちゃんと見極めてください。

 

このパターンは儲けようとする系の主催者に多いのですが、また違うんです。

 

 

これ以上書くとすごく怒られるので、この辺で。

 

 

 

 

アルバイトをする

本業と副業があって、たとえば芸人しながら飲食店経営するとか。

飲食店経営しながら株やFXするとか。

アイドルしながら愛人するとか。

 

まあね、色んなパターンが存在するわけですよ。

 

 

 

そのなかで

芸人しながらアルバイト

ミュージシャンしながらアルバイト

イベントオーガナイザーしながらアルバイト

 

なんてパターンもございまして。

 

この辺って

「好きで副業している」

よりも

「食うに困ってアルバイトせざるを得ない」

方が多い気がしてね。

 

 

仕方ない部分もありますよ。

 

まあ身体壊さないならなんのアルバイトしてもいいと思うんでけど、そのなかで2点伝えたい事があります

 

 

 

それでは聞いてください

 

 

 

 

●ひとつめ

稼げるからといってアルバイトを優先しない方がいい論

 

 

僕たちは

「エンタメでご飯をたべる」

為に

「仕方なくアルバイトをしている」

のです。

 

なので可能ならすぐにでもアルバイトを辞めるべきなのです。

なぜならアルバイトの時間をエンタメに使うべきだから。

 

「その日バイトなんですよー」なんてやつは一生頑張ってバイトやってればいい。

 

本業を優先させる癖をつけましょう。

 

 

 

●ふたつめ

プライベートをバイトに持ち込むな論

 

 

これは持論なんで適当に聞き流してもいいんですけど、僕は「アルバイトは人生には何の関係もないこと」だと思っているのです。

 

なのでそこにメンタルが左右されるなんてあってはいけないのかと。

 

「バイト行きたくねー」

なんて言わずに、無感情で行けばいいんですよ。

やりたくもないアルバイトなんて本来は無駄な時間なんです。

そこに仕方なくいってメンタルにネガティブな影響をくらうのはアホなんじゃないですかね。

 

それなら辞めればいいんです。

 

エンタメは人生なんでサボってもいいです。

休み無く人生送るのしんどいでしょ?

 

逆の意見をよく耳にします

「エンタメは本業だからサボらず真面目にやって、バイトは本業じゃないからサボってもええんちゃうか」

 

なるほど。

 

 

 

けど僕の個人的な意見ではですね

「バイトは本業じゃないから」

ってところに違和感があるのです。

 

僕は

「バイトは人生に無関係のものだから、そこで感情を左右されるな」

なんです。

 

 感情を左右されるほど大好きなアルバイトに出会えたなら、それを本業に組み込んじゃえばいいんです。

 

 

●というわけで

 

ふたつめは難しいと思うので必ずまたお話します。

 

僕もまだアルバイトしてるのですが、なかなか大変ですよね

 

今の社会はお金がないと生活できないのですから

 

 

僕のアルバイト論だったんですが

また後日お話できるようにしますね。

 

 

 

バイト着です


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表と裏とFUSION TV

表の人はもう少し裏を知るべきだと思うのです。

 

 

何が表裏かは相対的な話になるのですが、今ここで話すのは

「ステージに立つ人間はステージに立たずにサポートしてくれる人間の仕事」をもっと知るべきだと思うのですよ。です。

 

 

 

僕は月に2度、WALLOPさんで「FUSION.TV」という番組のMCをさせて頂いてます。

30分の生放送。

 

 

ダテメギリくんがゲストのとき
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 ラジオのとき
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ロッキーいしみね

宮武ぜんた

よしかわ

 

の3人がレギュラーで、毎回色んなゲストさんがいらっしゃいます。

 

アイドル

ラッパー

マジシャン

芸人

…etc

 

いろんなタレントさんと絡めて勉強になります。

 

勉強になる理由のひとつなんですが、ブッキングと構成を僕がしているのです。

 

FUSIONTVの構成は

 

オープニングトーク

cm

ゲストショーケース

cm

ゲストトーク

cm

エンディングトーク

 

です。

 

そして台本もさることながら、自社スタジオにディレクターさんと三台のカメラ…

流石にふざけて構成できないですよね。

 

 

タレントの立ち位置

カメラの配置

マイクの種類

音の調整

 

ただ企画ライブをやるだけでは経験することはできなきんです。

 

 表裏一体は色んな物事に言えることなのですが、ことエンタメの世界でも非常に重要だと感じます。

 

「イベントオーガナイズしてるけど、裏方になるの?」と、とてもよく聞かれます。

その場合に2番目に多く返す言葉が

「舞台上だけじゃなく、受付もフロアも作れるんで、会場全体がステージって感じですね。」

みたいなリアクションします。

話聞く気があれば細かい話しますが、これは本音です。

欲張りなんです。

 

ちなみに、1番多く返す言葉は

「え?ちがいますよ」

です。

クソみたいな質問には比較的答えたくないですからね。

 

裏を知れば表のパフォーマンス力があがる。

表を知れば裏のパフォーマンス力もあがる。

 

表裏は相対的だと話しましたが 

表裏一体は絶対的に近いのではないかと思って、今日もお酒を飲んでいます。

 
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ネタ屋

ネタで売れるのはコスパが悪い。


とても怒られそうな言葉ですが、言ってしまったものは仕方がない。

 

M-1
・R-1
キングオブコント

 

この3つがお笑いの大きな賞レースですね。

 

 

M-1では漫才
R-1ではピン芸人
キングオブコントではコント
の日本一を決めよう!というイベントなのですが、全国から参加者を集い予選をし、勝ち抜いた10組足らずの芸人で決勝戦を行う。

 

何千組のなかの10組なんですが、ここに残れば売れる訳ではありません。

 

これ以上細かくは言いませんがコスパが悪く感じるのです。

 

 

「ネタはネタ屋」と感じていて、僕はネタ屋ではないので人間味で仕事を貰ってます。

 

けどネタをやるのは嫌いじゃないのでネタライブは出ます。
いいネタが増えれば売れる率はあがるので。


ネタはお笑い頭脳で
トークなどの広場がお笑い筋肉なのではないのでしょうか

どっちも必要なんですけどね。

 

 

FUSIONと草鞋

僕はお笑い芸人という看板が一番大きくて
みんなも僕を紹介してくれるときに「芸人のロッキーくんだよ」なんて言って頂けるわけですよ。

 

ソニーミュージックアーティスツという事務所に所属しており、芸人のお仕事を頂戴し、ネタをやってるので、お笑い芸人ですね。

なりたくてなったし。

 

 

そんな僕は毎月2回
FUSION
というイベントを開催しております


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おかげさまで2年程やってますね

これ、お笑いライブじゃないんです

渋谷Rloungeというクラブで
DJ
ラッパー
アイドル
マジシャン
ダンサー
シンガー
そして芸人

他にもいろんなパフォーマーさんが御出演してくれるエンタメ融合イベントですね

僕もここでラップしてます


「芸人なのに!」
とはよく言われるのですが、本当にうるさいので「黙れ」という感じです


芸人とラッパーで二足の草鞋
芸人とラッパーとオーガナイザーで三足の草鞋
芸人とラッパーとオーガナイザーとDJで四足の草鞋

 

僕はたくさんの草鞋を履いてます。

 

 

その昔、車輪が発明されたときは本当に世紀の大発明だったと思います。

その後、機関車が発明されたときも世紀の大発明だったと思います。

今はネットが発達して以前の万万倍も距離がなくなり、その事によって色んなモノが変わりました。


テレビのサイズがワイドになったので雛壇ができました

 

その数年後の今「画面」とは「テレビではなくスマホ」のことを指すので、サイズは小さくなります。


雛壇なんて入らないんです。

 


進化という呼び名なのかは知りませんが、物事は変わり続けます。


僕はエンタメが好きなので、芸でご飯を食べていきます。

みなさんはいつまでも1つのことにこだわりすぎて取り残されていってください。

 

 


細かい話はまた後日。

ナイトフレッシュことナイフレ

渋谷のRloungeにて開催されたナイトフレッシュ(以降ナイフレ)へ遊びに行ってきた。

 

 

マイメンのダテメギリをはじめ
M1NAZUK1ちゃん
黄猿、ayakeru夫婦
狐火さん
小野寺モグさん

 

など現場でよくしてもらってるメンツも多くて楽しかったです。

 

 


ナイフレとは
去年の夏頃に紹介された、オーガナイザーmilktea2ndの仕掛けるヒップホップ色の強いパーティー

 

どういうイベントですか?


と聞くと
「お酒をたくさん飲むパーティーだよ」
とアホみたいな答えが返ってきた記憶があります

 

 

 

参加してみると一字一句違わぬパーティーでした


そこで色んな人に出会い
色んな事に触れさせてもらい
色々と勉強し
たくさんエンタメを得て
たくさんのお金と記憶を失いました

 

 


・クラブ
・ヒップホップ

この上記の2点により、誘ってもノってこない友達も多いです

気持ちは分かります

 


しかしナイフレは、最初にオーガナイザーのミルクさんに「ポップだよ」と言われた通り、暗くて怖いクラブのヒップホップというイメージとは少し違うかと感じます

 

しっかり、ガッツリ重たいショーのなかにも
ほーりーまんさんのDJ
YAMADAMINさんのステージング
スタンプカードがANCELLくんの免許証のコピー

と、明るさも忘れていません。

 

 


みなさまも是非いちどナイフレへ遊びに行ってみては?


毎月第4日曜日15:00~23:00(たぶん)
渋谷Rlounge
にて行われてます。

僕がエンタメを肌で強く感じれる現場のひとつです。

イベントの尺の話

メモがてら「イベントの尺」について話そうかと思います。


世の中には色んなイベントがあるのですが、今回は
・お笑いライブ
・音楽ライブ
のような、常にステージ展開されるイベントのお話です。
・プロレス、格闘技イベント
も同じくくりです。

 

 

〇お笑いライブ
これはザックリ言うと
1時間半くらいが丁度いいんじゃないか
論です。

 

1つのショーケースが短い(3~5分)ので、いいテンポで進めるかと。
しかし組数が増えすぎると疲れます。
トークなどが入って
2時間ほどかな。


〇音楽ライブ
これもザックリ言うと
2時間半くらいが良さげなんじゃないか
論です。

 

お笑いと違って、1つのショーケースが短くない(20~40分)ので、組数が多くなく、お笑いライブより長くても負担が少ないかと。

バンドセッティングなど転換の時間があるので、それくらいでもダレにくいのかなと。

諸々ふくめて3時間ほどかな。

 

 


〇長時間のイベント

たとえばクラブイベント。
DJタイムは、フロアで踊るもよし、バーカンでお酒注文するもよし、かなり自由です。
語弊があると困るので言いますけど、DJタイムは休憩時間ではないですよ。

 

クラブイベントは6時間ほど延々とショーケースをやってます。
けど、どこでショーケースに集中するか自分で判断できます。

 

・その点のお笑いライブ
疲れたから席たってエントランスで雑談。
許されません。僕は許してますけど、許されない空気です。

 

飲食禁止
なるべくスマホ触るな
雑談禁止
というか笑い声以外禁止

 

クラシックコンサートより厳しいですね

窮屈です。

 

 

・そして音楽ライブ
お笑いライブより自由です
雑談、ドリンク注文、スマホ触る、制限は少ないです。
これなら長尺でも可能かと。

 

しかし1つのショーケースが短くないです。
つまんなくても、短くないです。

 

 


〇結論
常にステージ展開されるイベント尺は
2~3時間がいいと思います。
4時間は本当に長すぎます。

 

もし4時間~必要なら、DJさんのショーケースを差し込んで、お客さん自らが自由にエンタメできる環境があればいいと思います。

 

「自ら選別できる」環境ってのが、これからのライブイベントには必要なのではないかと思いました。

 

 

 

という主観の話。